トラベル外来

午前 日谷 明裕 日谷 明裕
午後

受付時間:午前8:30〜11:30 / 午後1:30〜4:30

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昔、国外への旅行は命がけでした。玄奘三蔵がインドに向かう途中に砂漠の中で倒れ、観世音菩薩を念じ救われるという有名な話があります。現代では簡単に海外に行けるようになりましたが、予防をしっかり行わないために病気にかかって帰国する人が後を絶ちません。
例えば、熱帯地域からでは「旅行者下痢症」、「マラリア」、「デング熱」、「腸チフス」、「A型肝炎」、「狂犬病のリスクをもつ動物咬傷」などがあります。輸入感染症の予防と治療だけでなく、旅行者の健康問題全般をテーマとする医学が渡航医学(Travel Medicine)です。この学問は主にヨーロッパのスイス・ドイツを中心に1960年代からに発展してきました。最近では渡航医学の守備範囲は広がり、旅行者を啓蒙し意識を高めることによる滞在国の公衆衛生の向上、地球環境の保全をも目的としています。渡航医学の診療を行う医療機関がトラベルクリニックです。1990年代以降、ヨーロッパの渡航医学を取りいれることにより、我が国ではトラベルクリニックが普及してきました。
私は、ヨーロッパにおけるトラベルクリニックのあり方は私たちにとって参考にはなりますが、そのままの形で私たちの理想になるわけではないと考えています。なぜならヨーロッパの旅行の事情は我が国のそれと全く異なっているからです。たとえばドイツなどでは有給休暇は毎年1か月に及び、国民の予防接種に対する意識も我が国とは少し異なります。したがって今後の我が国の渡航医学の目標と課題は、日本におけるトラベルクリニックのあり方をヨーロッパのそれと対比する中で考え、日本独自のスタイルを確立していくことにあると思います。私はこのような哲学をもって今まで診療と研究に邁進してきました。

当院トラベル外来の沿革

当院ではトラベル外来を2018年1月より開設しました。担当医を含む医師4人体制で診療を行っております。

当院トラベル外来の特色

トラベルクリニックの診療範囲はワクチン接種、旅行に関するアドバイス、予防薬の処方、産業保健に関係した渡航可否の診断、ダイビング・登山などの遂行可否の診断、感染症・熱帯病の診断と治療、移民や外国人居住者特有の疾患の診療があります。 当院トラベル外来では海外旅行前の予防に加えて、旅行後の熱帯感染症の診療に力を入れて診療を行っております。とくにマラリア、デング熱、腸チフス、旅行者下痢症、狂犬病のリスクをもつ動物咬傷などに豊富な診療経験があり専門的な治療が可能です。 また鎌倉を訪問する外国人旅行者、鎌倉在住の外国籍市民の診療も積極的に行っていきます。

施設認定、連携医療機関

当院は2018年3月に日本感染症学会専門医制度・認定研修施設に認められました。管轄の保健所、検疫所と連携をとりながら診療を行っております。

Corporate Social Responsibility

企業の社会的責任として、当科はトラベル外来の診療を通じて、発展途上国で活動を行うNGOを支援します。またHIV感染症を含め性感染症の啓蒙を旅行者に行います。これにより発展途上国の公衆衛生の向上に寄与することを望みます。具体的には、当院トラベル外来を受診されたNGOのスタッフの方には途上国での滞在中、e-mailにてその方の健康状態について相談を無料で受けさせていただきます。

診 察

熱帯地域よりの帰国者で発熱がありマラリアの疑いのある方、狂犬病のリスクをもつ動物咬傷を受けた方、また予防接種時の副反応を可能な限り軽減するために、当院トラベル外来でワクチン接種を受けた方で副反応の心配がある場合は夜間・休日は当院・救急外来で対応させていただきます。必要に応じて予防接種、マラリアなど熱帯感染症の電話相談をうけます。


◆ 旅行前の疾患予防
〈 予防接種の種類 〉
A型肝炎、B型肝炎、日本脳炎、破傷風、狂犬病、不活化ポリオワクチン
※海外旅行に上記ワクチンがおすすめです。
麻疹、風疹、インフルエンザ、肺炎球菌

◆ マラリアの予防内服(マラロン®、マラロン小児配合錠®、ビブラマイシン®、メファキン®)

◆ マラリアのスタンバイ自己治療(マラロン®、マラロン小児配合錠®、リアメット®)
★ 下記に該当する方は副作用の心配から抗マラリア薬を処方できない場合もあります。
高血圧・不整脈・心疾患・心電図異常・うつ病・神経症の方、ご家族に精神神経系疾患がある方、ダイビング・ロッククライミング・航空機操縦・ツーリングなど緻密な空間的な作業を行う方

◆ 旅行者下痢症:スタンバイ自己治療の薬剤を処方させていただきます。(自費診療となります)

◆ 食品を扱う職業の方:検便でサルモネラ、下痢原性大腸菌が検出された場合

◆ 海外赴任前の健康診断(胸部レントゲン撮影、心電図、採血、オプションで麻疹・風疹・流行性耳下腺炎・HIV抗体)

◆ 海外赴任前の健康診断書、予防接種の証明書の発行
海外赴任前の診断書の記載は記入に時間がかるため当日対応は困難です。来院されてから7日以降にお渡しするため十分に余裕をもって受診してください。予防接種証明書は当日に発行させていただきます。(予防接種証明書は無料です)健康診断書は英語、ドイツ語で記載が可能です。

◆ 旅行後の疾患の診断と治療
旅行後の発熱、下痢、皮疹(肌荒れ)、リンパ節腫脹、咳嗽のある方を対象とします。

◆ 寄生虫が疑われる場合
便から寄生虫が出てきた、家族の方に寄生虫がみつかり「うつらないか心配だ」というような方を対象とします。おしりから虫が出てきた場合は乾燥しないように水に浸し瓶などの容器に入れて外来に持参してください。捨ててしまうと確実な診断が不可能になることがあります。

◆ 狂犬病流行地域で動物咬傷にあった場合
狂犬病流行地域で狂犬病を保有している可能性のある動物に咬まれたり、傷口をなめられた方を対象とします。

◆ 海外旅行先で無防備な性交渉がありHIV感染症、梅毒、淋病、クラミジア、ヘルペスなどのSTI(性感染症)が心配な方は当院で診断を行うことが可能です。必要に応じて、診断確定後に他院を紹介させていただく場合もあります。お気軽にご相談ください。

◆ 外国人で日本に移住された方、日本へ旅行に来られた外国人の方
渡航医学では、移民の健康問題も守備範囲に含めております。渡航医学の専門家は世界の様々な地域の疾患の種類と頻度について深く理解しており対応が可能です。今後、江の島で開催されるオリンピックに向けて積極的に対応させていただきます。医師の対応言語は英語とドイツ語です。院内に医療通訳は不在のため、なるべく日本語がある程度理解できる方と一緒に受診されるようお願いいたします。

オンコールにて救急対応

以下の場合は可能な限り担当医がオンコールにて初動対応させていただきます。夜間や休日など時間外に受診を希望される場合は救急外来を受診してください。まず0467-45-2111にお電話ください。
① 熱帯地域よりの帰国者で発熱がありマラリアの疑いのある方
② 狂犬病のリスクをもつ動物咬傷を受けた方
③ 当院トラベル外来でワクチン接種を受けた方で副反応の心配がある場合
(他院で接種を受け、副反応が心配な方は接種された医療機関にご相談ください。)

料金表

予防接種・薬剤 おすすめ 回数 料金(税別)
A型肝炎(国産) 流行地域への渡航 3回(0, 1, 6か月-2年) 7,400円/回
B型肝炎(国産) 海外長期滞在 3回(0, 1, 6か月-2年) 7,000円/回
破傷風(国産) 海外長期滞在 3回(0, 1, 6か月-2年)、接種歴に応じて相談 3,600円/回
日本脳炎(国産) 流行地域への渡航 3回(0, 1, 6か月-2年)、接種歴に応じて相談 7,000円/回
狂犬病(予防、国産) 流行地域への渡航 3回(0, 1, 6か月-2年) 15,000円/回
狂犬病(暴露後、国産) 流行地域でのリスクのある動物咬傷 6回(暴露後に限り24時間、夜間と休日も対応) 保険診療
不活化ポリオワクチン(国産) 流行地域への渡航 接種歴に応じて相談 10,500円/回
麻疹(はしか)・風疹 感染予防 接種歴に応じて相談 9,000円/回
麻疹(はしか) 感染予防 接種歴に応じて相談 5,000円/回
風疹 感染予防 接種歴に応じて相談 5,000円/回
インフルエンザ 感染予防(10月~12月) 1回 4,250円/回
水痘 感染予防、帯状疱疹の予防 接種歴に応じて相談 9,000円/回
マラリア予防内服 流行地域への渡航 マラロン®を毎日1錠内服(出発前日より帰国後1週まで) 800円/錠
マラリアのスタンバイ治療 流行地域への渡航 発熱して24時間以内に医療機関を受診できない場合 体重換算、要相談
旅行者下痢症の治療薬(成人) 発展途上国への渡航 高度の下痢で医療機関を受診できない場合 3,780円/回、診察料は別

※ 上記接種ワクチン料金の診察料が別途かかりますのでご了承ください。

① 同時接種(複数のワクチン接種)も行っております。
② 予防接種は全て予約制です。ご希望の方は内科外来へお問い合わせください。
③ 当院トラベル外来にてワクチン接種をされた方で、副反応の心配がある場合は、可能な限り担当医が対応させていただきます。夜間や休日など時間外に受診を希望される場合は救急外来を受診してください。
まず0467-45-2111にお電話ください。

担当医師

日谷 明裕

● 専門分野/ 感染症内科学、渡航医学、熱帯医学

・1993年 三重大学医学部卒
・日本感染症学会評議員
・日本感染症学会感染症指導医・感染症専門医・ICD
・日本内科学会総合内科専門医
・身体障害者指定医(ヒト免疫不全ウイルスによる免疫機能障害)
・臨床研修指導医(厚生労働省)
・Certificate in Travel HealthTM (International Society of Travel Medicine、国際旅行医学会認定医)

English

Ofuna Chuo Hosipital, Center for Travel Medicine and Tropical Medicine International travel offers new experiences, new insights and adventure. Vacationers, business travelers and long-term visitors to the developing world should know about the exotic diseases and other health hazards they may encounter while abroad. Obtaining expert advice before departing on a trip is an essential first step to ensure healthy and safe international travel. We specialize in preventing and managing travel-related illnesses and tropical diseases. You can optimize for a healthy, safe trip with us. We invite you to contact us for more information about our services and to learn how our travel health experts can help you to prepare for an upcoming trip.

Akihiro Hitani M.D.
Certificate in Travel HealthTM (International Society of Travel Medicine) Board Certified Infectious Disease Specialist (Japanese Association for Infectious Diseases) Board Certified Internal Medicine Specialist (Japanese Society of Internal Medicine) We can provide you and your family with a full range of travel medicine and immunizations (adults and children), including:

*Pre-travel evaluation

*Itinerary specific health information

*Travel immunizations, including:Rabies, Japanese Encephalitis, Hepatitis A, Hepatitis B, Polio, Tetanus, Measles, Rubella, Mumps, influenza

*Preventive medications for: Malaria, Traveler's Diarrhea
Monday, Thursday 13:30-15:30

Post-travel evaluation for the health problems such as high grade fever, diarrhea, persistent gastrointestinal illness, skin lesions, and animal-associated hazards (bite wounds): Monday-Friday 8:30-17:00, Saturday 8:30-14:00

*Please call 0467-45-2111 to schedule an appointment. (Receptionists speak Japanese.)
Appointment recommended by phone in Japanese.

*emergencies
Please contact our center 0467-45-2111 in Japanese.


Deutsch

Reisemedizinische Sprechzeiten, Zentrum für Reisemedizin und Tropenmedizin Ofuna Zentrales Krankenhaus Herzlich willkommen auf der Homepage von Zentrum für Reisemedizin und Tropenmedizin, Ofuna Zentrales Krankenhaus. Auf diesen Seiten möchten wir Ihnen den Service der Reisemedizin näherbringen. Aufgrund unserer langjährigen Erfahrung bieten wir Ihnen einen ausgereiften und routinierten pre- und posttravel Service an. Damit können Sie in Ruhe und Sicherheit Ihren tropischen Aufenthalt genießen. In dieser Sprechzeiten werden individuelle Beratungen zu medizinischen Fragen vor der Reise inkl. aktueller Empfehlungen zur Malariaprophylaxe und Impfungen durchgeführt. Gleichfalls, in dieser Ambulanz werden Reise-Rückkehreruntersuchungen sowie die Diagnostik und die Therapie von parasitären, bakteriellen und viralen Infektionskrankheiten durchgeführt.

Dr. med. Akihiro Hitani
Certificate in Travel HealthTM (International Society of Travel Medicine) Facharzt für Innere Medizin (Japaniche Gesellschaft für Innere Medizin) Facharzt für Infektiologie (Japaniche Gesellschaft für Infektiologie) Diplom für Tropenmedizin ( Universität Tokio, Medizinische Institut) Deutchsprachfähigkeit: Zentralmittelstufungprüfung (Goethe Institute Osaka, 1989) Unsere medizinischen Leistungen: Individuelle medizinische Reisevorbereitung Tropenmedizinische Diagnostik und Therapie Alle Impfungen und medikamentöse Prophylaxe (Malariaprophylaxe, Reisediarrhö) Abklärungen, Check up's und Therapien nach Reisen Tauchtauglichkeit – Untersuchung und Attest Beratung zur Reiseapotheke, abgestimmt auf Ihre persönliche Gesundheit und Reiseroute Informationen, wie Sie sich vor Krankheiten schützen können

*Ambulanz,Sprechzeiten

*Pretravel Service
Montag und Donnerstag 13:30Uhr-15:30Uhr, Nach Voranmeldung unter 0467 45 2111, Rezeptionisten spricht nur Japanisch.

*Posttravel Service, Notfallpatienten:ausserhalb der Öffnungszeiten
Für dringende Angelegenheiten - insbesondere bei tropenmedizinischen Notfällen (Verdacht auf Malaria und Biss durch tollwutkrankes Tier - kontaktieren Sie uns bitte telefonisch 0467 45 2111. Leider können die Rezeptionisten nur Japanisch sprechen.

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