(1)研究機関 |
大船中央病院 |
(2)研究課題名 |
肝細胞癌に対する体幹部定位放射線治療と陽子線治療後の肝毒性に対する線量体積的比較を行う後方視的研究 |
(3)研究期間 |
承認 ~ 2019年3月31日 |
(4)研究の目的と意義 |
肝細胞癌に対する標準治療は切除、ラジオ波である。近年体幹部定位放射線治療と陽子線治療でも高い局所制御率が報告され注目されている。当院および筑波大学陽子線センターはそれぞれの治療におけるハイボリュームセンターである。部位やサイズによる最適な放射線治療の情報を患者および消化器内科医外科医に提供する。 |
(5)方法 |
2012-2017年に、当院にて肝細胞癌に対してSBRTが行われた患者より50例を抽出する。同じ患者に対して、筑波大学で陽子線治療による計画を立ててもらう。その後両治療法の肝臓に対する線量体積的な比較解析を行い、それぞれの治療法の適する部位を模索する。
|
(6)個人情報保護の方法 |
研究に関するデータを取り払う際は、患者の個人情報保護に最大限の努力を払う。症例報告書を作成する際には、個人を識別する情報の全部または一部を取り除き、代わりに識別コードを付し、連結可能匿名化を行う。対応表は、施設個人情報管理者が、施錠された書庫にて厳重に保管する。本研究で得られたデータを当該医療機関外へ提供する際には、対応表は提供せず、連結不可能匿名化されたデータのみを提供する。学会や論文等で研究結果を発表する場合も、個人を特定できる情報を明らかにすることは決して行わない。 |