1) 研究機関: |
国立がん研究センター東病院を中心にて国内多施設共同(含 大船中央病院) |
2) 研究課題名: |
大腸癌肝転移高齢患者に対する外科手術とラジオ波焼灼、放射線照射治療との治療成績および高齢者機能評価についての比較検討 |
3) 研究期間: |
承認 ~ 1年 |
4)研究の目的と意義: |
本研究の目的は、大腸癌肝転移と診断された65歳以上の患者さんに対して外科手術もしくはその他の局所治療としてラジオ波焼灼治療(RFA)や放射線照射治療(RT)を行った患者さんの患者背景や治療成績を検討します。高齢な患者に対してリスクを考慮して外科手術以外の局所治療の成績を背景因子から検討することで将来的に全身麻酔手術や周術期のリスクを回避して別の治療選択肢を提示できる可能性があります。 |
5)方法: |
国立がん研究センター東病院の診療録データベースを利用して、大腸癌肝転移と診断された患者さんのうち、全身麻酔のリスク因子を有する(脳血管疾患、循環器疾患、呼吸器疾患、肝・腎疾患、認知症、糖尿病)患者さんの診療録を選択し、診療情報(背景、治療内容情報、治療後の再発の有無等)を収集します。抽出したデータを用いて解析を行い、治療成績(局所の再発率や全生存率など)を各治療法別に比較検討します。情報収集の作業に当たっては医師がこれを行います。 |
6)個人情報保護の方法: |
人体から採取された試料ではなく、診療録を主とした既存資料を研究に用います。閲覧する診療録には個人情報が含まれますが、患者さん個人が特定されない方法で情報を収集します。対象となる患者さんの識別は本研究専用に別途割り振られた研究番号を使って管理し、個人情報が院外に出ることはありません。患者さんからのご希望があれば、その方の診療録は研究に利用しないようにしますので、いつでも次の連絡先まで申し出てください。 |
7)連絡先: |
内容に関しましての問い合わせは 総務課:加藤(メールはこちら)までご連絡頂くよう宜しくお願いいたします。 |