1) 研究機関: |
大船中央病院 |
2) 研究課題名: |
早期肺癌に対して体幹部定位放射線治療を施行した患者のデータベースを用いた機械学習による患者予後予測の研究 |
3) 研究期間: |
承認 ~ 2020年12月31日 |
4)研究の目的と意義: |
癌の予後予測は通常TNM分類によるステージングにより行われている。近年人工知能の発達により、TNM分類以外のデータを用いて予後予測が試みられている。本研究では当院にて体幹部定位放射線治療を行った患者データを用いて、早期肺癌体幹部定位放射線治療後の予後予測を試みる。
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5)方法: |
対象は2017年までに大船中央病院において早期肺癌に対して体幹部定位放射線治療が行われ、半年以上経過観察されている患者。当院データベース内に格納されている複数(10個程度)の臨床因子と治療結果(全生存期間、生死、癌特異的生存期間、その生死、無病期間、再発の有無等)を教師データとして、機械学習を行い、患者の予後予測を試みる。
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6)個人情報保護の方法: |
生体資料や情報・データは、分析する前に氏名・住所・生年月日を削除し、代わりに新しく符号をつけ、誰のものかわからないようにした上で、当院診療科にて外部と接続しないコンピュータにパスワードをかけた上で厳重に保管します。また結果の公開にあたっては、統計データを公表します。VARIAN社には、学術論文、sourse code、machine learning models を提供します。尚、氏名、生年月日等、個人を識別できる情報は含まれません。当院のデータは院外に持ち出されません。他院データは無記名化されたものを受け取ります。
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