医学系研究/放射線科
研究責任者所属・氏名:大船中央病院放射線診断科 青木陽介
実務責任者所属・氏名:大船中央病院放射線診断科 青木陽介
1)研究機関: | 大船中央病院 |
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2)研究課題名: | 汎用クラウドPACSを活用した救急医療における画像共有システムの構築と利用 |
3)研究期間: | 承認日~2027年3月 |
4)研究の目的と意義: | 当直医が自身の専門外の疾患を診るとき、より正しい臨床的判断のために院内にいない専門医にコンサルテーションしたい場面がある。2023年、汎用型クラウドPACSを新たに採用し、院内外で医用画像を共有する環境を構築、運用を開始した。専用システムではなく汎用型クラウドPACSを救急の場面に限定利用・流用する経験は全国的に報告がなく、珍しい取り組みである。他に類似の経験を持つ医療機関が見当たらず、当院の経験を客観的に取り纏め、必要に応じて広く公表・共有することは有用であると考える。以上より、汎用型PACSを利用した救急における画像共有システム(以下、本システム)の有用性について評価する。 |
5)方法: | 利用診療科・対象部位・modalityの組み合わせで、利用件数を集計する。必要に応じて、利用された時間帯、月や曜日などの視点で傾向を探る。カルテ記載の情報を利用し、院外にいる医師へのコンサルテーションが必要と判断するに至った経緯や背景、またそのコンサルテーション内容を精査し、本システムの運用状況の把握と評価、および改善点の洗い出しを行う。 |
6)個人情報保護の方法: | 研究実施に係る情報は、誰のものか一見して判別できないよう、患者IDをまったく別の管理番号(研究用ID)に置き換えたうえで管理する。対応表は、大船中央病院に所属する研究者が厳重に保管するよう監督する。また、研究責任者等が本研究で得られた情報を公表する際は、研究対象者を特定できる情報を含まないようにする。情報等を保管するときは、研究者等が情報等を正確なものにするよう指導し、情報等の漏えい、混交、盗難、紛失等が起こらないよう必要な管理を行う。解析に使用したデータを廃棄する際は、匿名のまま消去ソフトを用いて廃棄する。 |
7)問い合わせ・苦情の受付先 担当者名: |
大船中央病院放射線診断科 青木陽介 Tel:0467-45-2111(所属先代表) |
※本研究の対象となる方又はその代理人(ご本人より本研究に関する委任を受けた方など)より、情報の利用や他の研究機関への提供の停止を求める旨のお申し出があった場合は適切な処置を行いますので、その場合も上記問い合わせ先へのご連絡をお願い致します。 |