医学系研究/消化器・IBDセンター
(1)研究機関 | 大船中央病院 消化器・IBDセンター |
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(2)研究課題名 | 潰瘍性大腸炎における血清ロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)を用いた臨床的有用性の検討 |
(3)研究期間 | 2021年8月3日~2023年12月31日 |
(4)研究の目的と意義 | 血清中のロイシンリッチα2グリコプロテイン(LRG)は炎症性腸疾患の活動期の判定ができます。内視鏡検査で観察した腸管内の疾患活動性の状態を、血清LRG濃度が反映していたことが報告されている。潰瘍性大腸炎においては、炎症を有する活動期にはLRG値は高値となり、炎症が治まっている寛解期にはLRG値は低値となる。さらに、内視鏡的活動度とLRG値は相関することが報告されている。 このようなLRGの性質を利用して、臨床的に期待されているが有用性を示したデータは少ないのが現状である。 本研究ではLRGを用いて、内視鏡的活動性と比較および治療効果との関連を明らかにし、LRGの臨床的有用性を検討することを目的とした。 |
(5)方法 | 潰瘍性大腸炎患者さんにおいて、LRGが治療や内視鏡所見等で有用性があるのかどうかを、単施設で後ろ向きに研究する。 |
(6)個人情報保護の方法 | 情報の収集や解析にあたっては、名前、患者番号など個人の特定に通じる情報は取り除き、各被験者に符号化された情報を扱う。研究結果の発表等では、個人情報が特定できない。 |
(7)問い合わせ等の連絡 | 大船中央病院 消化器・IBDセンター 吉田 篤史 住所:247-0056 鎌倉市大船6-2-24 TEL:0467-45-2111(代表) |