医師<放射線治療専門医>

SBRTに興味があり、人と協調して働ける医師を募集しています

 大船中央病院はSBRTの最新のエビデンスを追い、自らも研究することを通じて本質をつかもうとする病院です。その研鑽によって提供する治療と、思いやりをもって接する姿勢とで、すべての患者さんが当院で治療を受けてよかったと思ってもらえることを目標にしています。
 こうして積み重ねた治療技術により治療成績が良好であることが評価され、2024年の1年でSBRTは657件行いました。SBRTはすべてVMATで計画しており、SBRTを含めたVMATは年間846件と総治療件数の75%を占めます。今後もさらに治療を受け入れられる患者さんの人数を増やしていきたいと思っています。
 当院には現在、常勤医2名と非常勤医5名の医師が所属しており、同じ目標をもって仕事に取り組みたいと考えている先生を募集しています。下に述べた当院の特徴や待遇等をお読みになりご興味を持ってくださった方は、最下段の問い合わせ先にご連絡いただけると大変嬉しいです。ぜひご検討ください。

わたしたちが提供できるもの

特定疾患への集中と高い専門性

 当院はSBRTとVMATの非常に豊富な件数と高い治療成績を誇りますが、扱う疾患は前立腺がん、肝細胞がん、早期肺がん、オリゴ転移に集中しているため、症例のバリエーションは他の大規模病院に比べて狭い傾向があります。一方でこの集中が疾患に対する理解と技術をさらに高めることにつながっており、医師・物理士・放射線治療技師のいずれの職種も高い専門性を有しています。この中で培った技術や経験を他の疾患にも応用し、すべての患者さんに質の高い治療を提供できていると考えています。ご検討くださる方には、この専門的な治療領域を高精度放射線治療の専門性を深める機会と捉えていただけるとありがたいです。

SBRTの追及

 世界中の研究者で積み上げてきた科学的根拠とわたしたちの経験を基に、治療の質を高める努力を続けています。早期肺がん、肝細胞がん、オリゴ転移、腎がん、椎体転移に対する60~70% isodose処方や前立腺癌に対するfocal boost等、高い局所制御と低い毒性を両立したSBRTを行っています。またSBRTのさらなる寡分割化や中枢性肺がん、局所進行肺がん、間質性肺炎合併早期肺がん、消化管近傍肝細胞がんへのSBRT適用拡大など先進的な治療を行っています。そうした治療の結果を定期的に学術論文としてまとめることで、治療の質を向上するよう研鑽に努めています。こうした学術活動は経験のない方には負担を感じるかもしれませんが、自分を成長させてもくれます。当院には論文を書いてきた医師が多く所属しており、研究のためのデータベースも備えており、研究支援体制は充実しています。

効果的かつ効率的な運営体制

 わたしたちは役職や職種の壁を越えて活発に議論し、科全体を効果的かつ効率的に運営しています。その結果医師の負担を軽減しつつ、多くの患者を効率的に治療できる体制が構築されています。診察や治療計画において方針を迷う状況が生じたら、連絡を取り合いすぐに複数人で協議をして最善の方針を探ります。
 科の中で協調性をもってコミュニケーションを取り、緊密なチーム内で効果的に協働することが求められますが、小規模で運営しているため自分の意見が取り入れられやすいです。また議論を通じて医療者としてどうあるべきか価値観が形成されるとも思います。こうした仕事の方法に共感とやりがいを感じてもらえると嬉しいです。

多様性に富み働きやすい職場環境

 当院では患者さんと同僚を含めたすべての人を大事にする文化が全職種の共通の価値観として根付いていますが、個々のスタッフを見ると多様性に富んでいます。元々は飲食業に従事していた人や放射線治療装置を作っていた人、当院で勤務する中で起業をして現在は非常勤で勤務している人など様々です。このような多様性に富んだスタッフがお互いを尊重しあい協調性をもって働くことで、よりよい治療を目指しています。そのため当院で勤務をするスタッフには、自分の考えを発言する積極性と、周囲の意見を謙虚に受け入れる柔軟性を求めています。
 他診療科との垣根が低く、電話で症例を相談しあうこともしばしばです。また放射線性肺臓炎や出血等が生じた時もすぐにそれぞれの専門科が対応してくださいます。垣根が低いのは他病院の医師とも同様で、電話で症例の相談をお互いにしやすい状況にあります。こうした良好な関係を築くためには患者さんのために積極的に動こうとする気持ちと普段から周囲に貢献しようとする姿勢が不可欠と思います。

ワークライフバランスを重視した診療体制

 当院は業務を効率的に行えるようシステム化しており、一般的な大規模病院に比べて勤務時間が短く、仕事と私生活のバランスを取りやすい環境を提供しています。木曜日はがん診療に携わる全診療科が集まる朝8時からのtumor boardと夕方の科内のカンファ終了が17時半を過ぎることがありますが、多くの日は当院既定の勤務時間内に日常業務を終えることができます。当院は研究も行っていますが、勤務時間内のフリーの時間帯を活用したり業務を分担するなど時間を有効に使うことで、18時半以降まで残ることは稀です。治療計画や患者管理もチームで行っているため、有給休暇や突発的な休暇も柔軟に取ることが可能です。当直はありません。

募集要項

資格 放射線治療専門医資格を有する医師(取得見込みも可)
待遇 当院規定による年次毎の年俸制(週4~5日勤務。応相談)
交通費、健康保険、厚生年金、雇用保険、労災保険
学会参加出張旅費について公費負担制度あり
勤務時間 平日 8:30〜17:00
休憩時間:60分
休日 日曜日・祝日・年末年始
お問合せ 社会医療法人財団互恵会 大船中央病院
tel:0467-45-2111
総務部 神保
WEBからのお問合せは下記リンクボタンより

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