2002年 3月 日本大学理工学部物理学科卒業
2007年 9月 日本大学大学院理工学研究科量子理工学専攻 博士後期課程修了 博士号取得(理学)
医師が治療方針の決定と、照射プランを作る作業を掛け持ちしている病院がほとんどですが、当院の放射線治療センターでは、物理士が患者さんに合わせた照射プランを迅速かつ綿密に作成。ときに1人の患者さんに対して20もの照射プランをシミュレーションし、最適なプランを提供しています。その分、医師は問診や診断に充分な時間をかけることができます。
慶應義塾大学病院初の専任物理士として、強度変調放射線治療(IMRT)の立ち上げに参画しました。その経験を活かし、大船中央病院放射線治療室の機能拡張計画でも中心的立場で関わりました。日常診療においても、放射線治療の品質管理、線量評価、高精度放射線治療計画などを担当しています。実際に患者さんと直接関わることはほとんどありませんが、当院の放射線治療プロセスにおいてなくてはならない存在です。
対外的にも、がんプロフェッショナル養成プラン(慶應義塾大学、順天堂大学など)の講師を務めています。